フリーランスは信用第一
仕事を得るために必要なもの
フリーランスになるメリットは数多くありますが、常に個人で戦い続けなければならない現実を理解しておく必要があります。エージェントを通してプロジェクトチームに所属するとしても立場は個人であって、結果次第でポジションを失うリスクと隣り合わせです。手当たり次第に仕事をこなせば一時的に収入を増やすことができますが、継続的な収入へと変えていくためには信用が不可欠です。上からの指示で動くことのほうが安心できる状態であれば、まずは主体性を持つ方向へと意識を変える努力が必要です。
新規案件は信用から始まる
フリーランスになったばかりの頃は、新規案件を次々にこなしながら信用を積み上げていく時期です。案件への入り口はいくつかありますが、フリーランスの営業の基本姿勢はどれも同じです。クリエイター系のフリーランスなら、ポートフォリオを作って企業に持ち込むという方法があります。フリーランスの力を必要としているクライアントにとって、スキル以上に重視するのは信頼関係であると言っても過言ではありません。クライアントから信頼されているフリーランスは、スキルよりも雰囲気や人柄のほうが高く評価されていることも少なくありません。営業力がある人ならば、時間をかけてクライアントとの信頼関係を築き上げてから新規案件につなげることもあります。新規案件を得るというハードルを超えるのはあくまでスタートラインであって、大切なのは継続案件につなげることです。新規案件を継続案件へとつなげていくためには、なによりもまず信用が大切であることを覚えておきましょう。
新規案件を継続案件へとつなげる方法
フリーランスの新規案件は、継続的に収入を得るチャンスです。フリーランスは会社員よりも収入が不安定といわれていますが、クライアントからの信頼を得たフリーランスは安定的に稼ぐことができるようになります。クライアントが安心して仕事を任せられるフリーランスになるために必要なのは、与えられた仕事を確実かつ丁寧にこなすことです。質の高い仕事の実績を重ねていくことで、フリーランスとしての市場価値を高められます。
仕事上の重要なやりとりの際に何日も待たせてしまうと、そのクライアントの仕事を軽視しているかのように受け取られかねません。クライアントからのメールにできるだけ早く返答することも、信頼獲得のための重要なポイントです。案件を複数抱えすぎて、それぞれの案件に出せる力を分散させないよう注意が必要です。仕事の質が落ちると評価が下がり、その評価が口コミとして広がっていきます。低評価のうわさを打ち消すには相当の時間と努力が必要なので、自分の力を十分に発揮できる仕事量になるよう調整しましょう。
