案件はどうやって探す?
仕事を自分で選べる
会社員は自分で仕事を選ぶことができないため、気が進まない仕事でも与えられればこなさなければなりません。思い描いていたキャリアとはまるで違う方向に向かってしまうことも珍しくなく、会社員のままでいることに疑問を抱く人も少なくありません。フリーランスのメリットは、すべての仕事を自分の好みで選べることです。収入を重視しないのであれば、やりたい仕事だけを厳選して働くこともフリーランスならば可能です。
フリーランスが仕事を探す方法
フリーランスの仕事は、人脈がなくても見つけることができます。最も手軽な方法は、クラウドソーシングの活用です。クラウドソーシングは、ライターやデザイナー、エンジニアなどを募集するクライアントとつながることができます。求められていることが明確なため、自分にできる案件を選んで提案できます。ただし報酬面であまり条件がよくない場合が多く、売り上げの一部を手数料として支払わなければなりません。実績が少ないと競合と戦えない案件も多く、最初から好条件の案件を獲得するのは難しいのが現状です。
フリーランスが集まる勉強会やセミナーは、人脈を広げる大きなチャンスです。クライアントの立場にあたる参加者がいる勉強会やセミナーに参加すれば、そこでの出会いがそのまま仕事につながることもあります。人脈を広げる方法としては、SNSも活用できます。SNSなら勉強会やセミナーがあまり開かれない地域に住んでいても、世界中の同業者とつながることができます。SNSでコツコツと情報発信を続けるうちに、クライアントから直接声がかかることもあります。プロフィール欄をしっかりと作り込み、自分のホームページのアドレスを記載しておきましょう。能力と実績の両方を自然にアピールできるので、フリーランスになったらぜひ取り入れたい方法です。
クラウドソーシングや他の人からの紹介に頼らず、質の高い案件を安定的に獲得できるのがエージェントです。転職したい人向けのエージェントがあるのと同じように、フリーランスにも専門のエージェントがあります。フリーランスのデメリットを最小限におさえるなら、エージェントの利用が最も合理的な方法です。クラウドソーシングは仕事探しから納品までのプロセスをすべて自分でこなさなければなりませんが、エージェントの場合は多くの部分を担当者が無料で代行します。手数料がかからない上に報酬面でも満足のいく案件が多く、さまざまなフォローを受けられます。フリーランスとクライアントの間にエージェントが入ることで、契約上のトラブルも発生しにくくなります。