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仕事がなくなるリスクも!

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ブランクは危険

IT業界では、半年から一年などの短いスパンで新たな技術が生み出されることも珍しくありません。流行に都度追いついていくことはフリーランス生命の維持に結びつき、フリーランスにとってはブランクが痛手となります。フリーランスは即戦力であることが前提といえる働き方であり、クライアントはすぐさま問題なく対応できる人物を優先的に発注先として選びます。フリーランスの実績は、クライアントにとって発注の判断材料として重視されるポイントです。そのため、ブランク期間が長いほど、直近で積んだ経験や身につけたスキルをアピールすることが難しくなってしまいます。
とはいえ、ケガや病気、ライフスタイルの変化などさまざまな事情からブランクが長引いてしまうこともあるでしょう。その場合は、可能な限り個人で最新技術を勉強して流行に追いつくことで、フリーランスとしての市場価値を下げずに済むようになります。ブランク期間中は個人で開発に取り組んでおくことも、ブランクのリスクを抑えるために有効です。

常に複数の案件を

フリーランスは会社員と違って仕事が用意されているのではなく、案件を獲得する段階から自分の仕事の範疇に含まれます。そして、携わる案件の数も自らの判断に委ねられます。もちろん一つの案件に集中して入ることも可能ですが、クライアントの業績悪化などの理由から案件が打ち切られるケースもあるのです。契約が突然終了して翌月からの収入確保に不安を抱える状況に陥ることは、フリーランスにありがちなリスクといえます。案件が一つだけの場合、集中して取り組めることがメリットです。しかし、その一つの案件が無事に片付いたあとは次の案件獲得に向けてすぐさま行動を起こさなければならず、すぐに次の案件獲得につながる保証もありません。
そこで、仕事がなくなることへのリスクヘッジとしては、常に2つ以上の複数案件を獲得しておくことが無難な方法といえます。複数のうちいずれかの案件が終了した場合も、仕事がなくなるリスクを回避できるからです。実際には一つの案件にかかりきりになってしまうケースも珍しくないようですが、複数案件を抱えるメリットは明らかに大きいです。仕事がなくなるリスクの回避はもちろん、単純に報酬も増えますし、案件の数だけ人脈も広がる可能性があります。また、複数の案件を持つことでスキルアップできるメリットも。複数の案件が似たような内容の場合も、用いる技術や体制などはクライアントによって異なるものです。案件が多ければ多いほど多様な技術や情報に触れることになり、市場価値を高めるきっかけにもなり得るでしょう。

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