1年目が注意しておきたいことは?
1年目は注意が必要
フリーランス1年目は、会社員との違いに戸惑うことが多い年になります。会社員は会社から指示を受けて仕事をしますが、フリーランスはすべてにおいて自分で考えて行動しなければなりません。フリーランスのメリットだけに気をとられていると、思いがけない失敗をしかねません。では、会社員からフリーランスへと転身するとどのようなリスクがあるのでしょうか。
営業経験がない
フリーランスになる人は技術職の人で、営業経験をまったく持たない人が少なくありません。自分の強みについて理解はしていても、そのことを他者に対して強力にアピールするスキルがあまりありません。フリーランスの仕事は営業ありきなので、営業に苦手意識があると始めてもすぐ壁にぶつかることになります。接するクライアントの数だけ面接をこなさなければならないため、フリーランスは技術力と営業力の両方を身につけていく必要があります。
人脈がない
仕事に困らないフリーランスの多くは、人脈づてに案件を紹介してもらっていることが多いものです。仲間同士で仕事を紹介しあったり、以前に取引があったクライアントからまた依頼があったりと、つながりからフリーランスの仕事が発生していきます。フリーランス1年目はまだ仲間が少なく、いたとしても実績が少なければ仕事が回ってくることはありません。人脈がないフリーランスは、SNSを活用して同業者との交流を深めていくなどの努力が必要です。持っているスキルや勉強中のスキルについてSNSで発信しておくと、どこかで受注につながる可能性があります。
信頼できるクライアントである保証もない
フリーランスとしてのキャリアを重ねれば重ねるほど案件を探しやすくなりますが、フリーランスになったばかりの頃は1つ案件を獲得するのにも苦労します。フリーランスを募集しているクライアントは即戦力を求めているため、実績がないフリーランスはなかなか採用されないのです。在宅でもできる簡単な案件で実績を積むなら、クラウドソーシングを活用するという方法もあります。クラウドソーシングの案件で実績を積めば、スキルシートに記載できる内容が増えます。着実にステップアップしていくことで、当初は獲得できなかったような大きな案件を受注できるようになるでしょう。
ただし、出会うクライアントすべてが信頼できるとも限らない点を考慮しておかなければなりません。あっさりと契約できたと思ったら報酬を踏み倒されてしまったというのも、フリーランス初心者にありがちな失敗です。エージェントを利用するフリーランスが多いのは、安心して取引できるクライアントを紹介してもらえるからなのです。